『てっきりこの電話も“宿題終わらないよぉーっ”て泣きついてくる電話だと思ってたのに』
絢のおそらく私の真似がなんとなく似ていて笑いそうになったけど……
今回の電話はそういう用事ではないんだ。
「その……今日電話したのはっ……」
『最後なのね、夢徠との同居生活』
「……っ」
明日、お母さんとお父さんが帰ってくる。
帰ってくるということは、夢徠との同居生活が終わるってこと。
もう、泣きそう。
最初はお母さんに言われて、どうしようとか、無理だとか、思ってたけど……
約束の3ヶ月なんてあっという間で……
いつの間にか、隣に夢徠がいることが当たり前になってた。



