「私だってやれば出来るよっ」 『それは夢徠にやらされたからじゃなくて?』 「……ぅっ」 絢……鋭い。 「なんでわかったの……?」 『それ以外に考えられないからよ。玲奈ひとりじゃ絶対やれない』 地味に傷つきます、絢さん。 確かに、私ひとりだったら宿題なんてまだ終わってなくて…… 絢に泣きついてかも…… 夢徠がいたから…… って言っても毎日、強制的にやらされたわけなんだけど。 でも、こんな私でもやり終えられたのは夢徠のおかげ。