「うるさいなぁ、ちょっと静かにしてよ、れーなしゃん」



「……む……んっ」



私の言葉を遮るように唇を奪われる。



「……っ、ばかぁ……って夢徠?」



唇を離してくれた夢徠は、もう寝息を立てて寝てしまっていた。



「早すぎるよっ……」



寝ていても、がっしりと私を包んで離れない夢徠の腕。



「玲奈……愛してる」



「……っ」



夢徠の寝言。


寝言でも甘く囁く夢徠は、私をどこまでも夢中にさせる。



「私もだよ……」