部屋の前で絢と春樹と別れて部屋に入る。



「れーなしゃん」



「ふぇっ?」



部屋に入るなり私に抱きついてくる夢徠。



「どうしたの?」



「んーん、なんでもない」



そうは言っても、ぎゅっと抱きついて離れない。




「……きゃっ」



夢徠に引かれて、同時にベッドの上に落ちる。


これ、昼間にもあったような……



「…む、夢徠っ?」



「もう少しこっち来て?」