外観も内装もキラキラしてる。


金銭的な面もあって、高いところは無理だったけれど、それを感じさせないくらい高級そうなホテル。


私たちの部屋は、となり。


どっちも2人部屋だ。



「絢、いこーっ」



私が絢の手を取って、角部屋に入ろうとしたとき。



「なにしてるの、玲奈」



「……へっ?」



なぜか呆れ顔。



「絢は俺と同じ部屋なの」



「そうゆうことっ」



春樹は私から絢を引きはがして、自分と腕を絡ませていた。