「夢徠も行こっ」 隣でまだ眠そうにしている夢徠にも声をかける。 「あぁ」 絶対、面倒くさいとか言うと思ったのに。 「やっぱり、玲奈だと素直だよな」 「だよね」 絢も春樹も同じようなこと思っていたみたいです。 よし、行くと決まれば…… 「行きますか!」 張り切って歩き始める絢と春樹。 その後ろを私たちはついていく。