家を出て、すっと玲奈の手を握る。 「どこ……行くの?」 あ…… 何も決めてないや。 「玲奈、どこ行きたい?」 「うーん……夢徠といれればいい」 なんで、そうやって可愛いこと言うかな。 同居してるんだから、毎日一緒に居るのに。 「じゃあ、ショッピングセンターでも行く?」 「うん」 にこっと微笑む玲奈。 本当、可愛すぎ。