「萩原……やったな?」 「へっ?」 あっという間に順番は玲奈に回ってきた。 「本当にこれ私の答案?」 まじまじとテストを見ている玲奈。 そう思うと、パタパタと俺の所に走ってくる。 「夢徠!やったよっ!!」 ばっと俺の前に突きつけられたテストの答案に書かれていた数字は…… 「90点??」 「……夢徠に、勝ったっ」