私の部屋に着くと、ぱふっと音を立てて、ベッドに私をおろした。



「……っ?」



私をおろしたかと思うと、一緒にベッドに寝る夢徠。



「だめ?」



「……い、いやっ」



「嫌なの?」



「そうじゃなくてっ」



隣にいると、心臓がうるさいのっ。



「もう、2ヶ月も毎日一緒に寝てるのに?」



「そーだけどっ」



同居を始めてから、かれこれ2ヶ月。


毎日、私のベッドで一緒に寝てる。


それでも私の心臓はなれてくれないの。


私を後ろからぎゅっと抱きしめてくる夢徠。