「……疲れたよ、夢徠」 久しぶりにたくさん勉強して、体も頭もくったくた。 もう瞼も重くて、いつでも寝ちゃいそう。 「眠いの?れーなしゃん」 「うん……」 さっきが嘘のようにまた甘えん坊夢徠になる。 「じゃあ、今日は寝よっか?」 夢徠はパタンと教科書を閉じた。