「なんで、夢徠が私の家の鍵、持ってるの?」 「れーなしゃんのお母さんから、預けられてんの。れーなしゃんの面倒見てって」 お母さん………… そこまでしなくても………… 昨日渡されたんじゃなくて、だいぶ前から鍵を預けられていたらしい。 「ねぇ、夢徠……料理しにくいんだけど……」 「いいじゃん、料理出来てるんだから」 さっきからそうなの。 正確に言うと、突然声をかけられてから…… ずっと夢徠は私の腰に手を回して抱きついてる。