「どーしたの?玲奈っ?」 きっと絢は、春樹が何を言おうとしたかわかってる。 とっても、面白そうに私を見てくるから。 もう、春樹のばかっ。 「なになに、どーしたの?」 「拓海くんは知らなくてもいいの!」 興味津々できいてくる拓海くんの言葉を遮るように叫ぶ。 私の言葉を聞いて、つまんなそうにする拓海くん。