しばらくすると、キッチンの方からクツクツと音が聞こえてきて、美味しそうな匂いが漂ってくる。 この匂いは………… 肉じゃがかな? 「夢徠、出来たよ?」 俺の前に、美味しそうに盛られた肉じゃがが置かれた。 「美味しそう…………いただきます。」 「どうぞ?今日は…………お母さんが作っていってくれたんだ。」 お母さんねー。 見た目は玲奈のお母さんと一緒だけど………… 一口口に入れてから確信する。 「美味しいよ、これ。」