「てめぇ……」 そうかと思うと、李徠の胸ぐらを掴んで今までになく低い声を出す夢徠。 小さい頃からの夢徠と李徠のケンカは見てきた。 でも………… ここまで怒ってる夢徠は初めて見た。 いつもと違う夢徠に、私は何も出来なかった。 「別にいいでしょ?」 李徠が何やら夢徠を挑発するように言う。