そして、俺の親と玲奈の親は俺らが生まれる前から仲が良くて………… 玲奈の親は2人とも働きに出てるから、帰ってきても遅くまで玲奈1人。 それで、俺に見てくれるよう頼んできたんだ。 だから、毎日学校が終わると玲奈の家に通っている。 「そこ、座ってて?」 「うん。」 玲奈は何か飲み物を取りに台所へ行った。 やっぱり玲奈の家は落ち着く。 まるで、自分の家にいるみたいに。 俺はリビングにあるフカフカのソファーに腰をかけた。