「先生に呼ばれてんの忘れてた」 「そーなの?」 「あー、その時、玲奈、上の空だったからねー」 あ、またぼーっとしてたんだ。 どうやら、毎時間寝てるから、先生に呼び出しをくらったらしい。 それも、そうだよね。 「ちょっと戻るわ」 気づいた頃には、もう半分くらい帰ってきていたけれど、面倒くさがりながらも夢徠は来た道をもどっていった。