“2人きりになったら告白しなさい” この言葉がまた頭をよぎる。 「む、夢徠?」 「ん?」 手をきゅっと握る。 どうしても………… 好き っていう2文字が口から出てこなくて………… 「綺麗だね?」 薄暗くなった街を街灯が、家の光が照らして、綺麗に輝いていた。 「そうだね。」 結局、なんも言えなかった。