「……もう暗くなるし、帰ろうか」 エルマの言葉を合図に、仲間たちの待つ野営地へ、三人は踵を返して歩き始める。 その背に一陣の追い風が吹いて、新緑の葉が一片、エルマの目の前をかすめて紅の空へ舞い上がった。 それは王城の方へ飛んで行き、たちまちのうちに見えなくなった。 Elma fin.