そこにはあたしを横抱きにした淹折が居て
淹「ま、あの場にいせたくなかったのも事実かな?」
なんていたずらっ子のように言う彼
莉「一体何が.......」
淹「んー。内緒。」
と言いながらあたしをストンと下ろした淹折
莉「他のみんなもあの場に?」
淹「いや、まだあそこにいるのは彪と颯人と時雨と流惟。岺惟は警察と親父たちと係員呼んでる。」
.......まじですか
莉「....ごめんなさい。」
と深々と頭を下げた
淹「でも、からかったのは俺だし?」
莉「けど........また。」
淹「危なかったよ。君の目が死にかけてたから。」
と苦笑いした彼
そんなに心配してたんだ
ならからかうなよって話なんだけど
莉「それで、あれは一体なんの集団?」
と聞けば彼は顔を歪ませた
そんなに都合の悪いことなの?
と不安が一気に押し寄せる


