時「俺たちも行くぞ。」






そんなあたしを置いてスタスタ行ってしまった時雨






莉「え、ちょっと。じゃあ、行ってきます。」






とみんなに言って後を追いかけた






転けるなよとか聞こえたけど嫌味ですか?





時「遅い。」
莉「いや、君が早いんだよ。君は待つということを知ろうか?」
時「十分待った。返事もさっきも。」





莉「返事って何?」






と言えばこちらを向いた彼






時「莉緒が好きって言ってくれるまでのこと。」








と少し切なげに言った彼はあたしの全身を見て






時「似合ってる。それは俺のためって期待していい?」





と悪戯っぽく笑った