「実は昨日……学校に着いてすぐハプニングがあってコレ、着替えたんだ」 そう言いながらくいっとシャツを引っ張ってみせる。 「……って事は」 「俺の青いシャツを見れた人間はそんなにいなくて。で、ひょとしてキミだったらいいなって思って……」 「そんな、名前も知らない私の事を……どうして?」 「俺は覚えてるよ。職員室探して迷子になってる姿も、いつも友達と楽しそうに笑ってる姿も」 毎日見てた、そう言うと先輩は少し恥ずかしげに視線を逸らした。 なんだか……夢を見ているみたい。