そんな坂出宛のメッセージの下。また……自分の名前が見える。
昔から確かにモテた。
そんな、見た目だけで寄ってくる女が嫌いだった。
だから……俺なんか興味ないであろうバスの中で見かける大人しそうな女の子に恋をした。
いつも友達と楽しそうに笑う、飾らない横顔が可愛らしくて。
ついつい目で追っているうちに……好きになってた。
叶うはず無い……。
たまたま道に迷ってる彼女を助けた事があるけれど、俺の事なんて覚えちゃいないだろう。
見た目でキャーキャー寄って来ない相手と、無口な俺の接点は無い。
ちなみに、そんな彼女は坂出が好きで堪らないというメグちゃんの親友らしい。



