「過去を無理やり思い出そうとするな…。お前が苦しむことになってしまう。」

どうゆうこと?
過去を無理やり思い出そうとしてはだめなの?

「自然に思い出していくことがお前にとっても俺にとっても一番いいことなんだ…済まないがそうしてくれないか?」

リイドにとっても?どうして?

『…。』

私はこの時何も言えなかった…。

「話はこれだけだ…じゃあゆっくり休んで考えてくれ。おやすみ。」

そう言いリイドは部屋を出て行った。


ただ、わかったことは…


リイドが私の過去に関係してること…


それだけだった。







「ミリア様…。」







ドアの外で悲痛に呟くリイドのことを知らずに…

私は再び眠りについた。