ふわふわと心地の良い感覚がした。

「…リ…ま。あなたのせいではないのです。」

この声は?
リイド?名前の部分だけ聞き取れない…
まるで頭が思い出すことを拒否しているかのように…

夢?それとも…

『…っん…』

目を開けるとそこには見慣れた天井

わたしの部屋か…

昨日…わたし…記憶の一部をみた気がする…

「起きたか…。」

『っ?!リ、リイド…。』

驚いた…。リイドがベッドのすぐそばにいた…

「気分は悪くないか?」

『え、えぇ…大丈夫よ。』

何故ここに?

「そうか。ならいい。」

もしかして、心配してくれたのかしら?

『ありがとう。』ニコリ

「…っ?!あ、ああ…。」

…?

顔が赤いけれど大丈夫かしら?

『リイドこそ大丈夫なの?風邪?』

「はぁ…相変わらず無自覚なのはかわらないのな…。」

なんのこと?

「ところで、お前にいやミクルマに話しておきたいことがあるんだ…。いいか?」

話しておきたいこと?

『ええ…。』

一体何かしら…