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そうして、男に連れてこられた場所は


【新選組屯所】


と、書かれた建物だった。



(新選組…)




そんなことをボーッと考えていると、イライラした男の声が桜にかかる。


「何してるの?早く来ないと斬るよ?」



「構わん、殺るなら殺れ。」


男は投げやりにそして感情の籠らない声に驚きで目を見張った。桜は桜で青年に目もくれず勝手に中へと入っていく。

「あっ、ちょ、ちょっと。」