この運命を奇跡と呼ぶならば。



小さく呟くと、桜はフッと笑った。


「前にも、こんな事があったな。…この前は屯所で、空を見上げてて男の振りをしてたっけ?いきなり、総司が声をかけてきて…こっちに来て随分、経ったのね。」


桜は懐かしむ様に目を細めて、微笑んでいた。


「…今夜は、こうしてようかな。今日だけは、迷惑くらいかけてもいいよね?」


そう言って、木にもたれ掛かった。


「帰ったら、土方に怒られるかもな。というか、怒られるよね、確実に。」

桜はクスリとどこか面白そうに笑った。











「未来へ…帰るとき、か。」