この運命を奇跡と呼ぶならば。


桜は事務的に答えると夕餉をパクパクと口に放り込む。

「何、桜ちゃ「君。」」

桜ちゃん、そう呼ぼうとした沖田に桜は桜君と呼べと目で訴える。


「桜君、なんでそんなに警戒してるの?」


「私、あいつは嫌な匂いがする。」


そう言う桜の瞳には先程よりも強くなった警戒の色と険悪さが漂っている。沖田はそれを感じ取りこう言った。

「じゃ、僕もあんまり信用しないでおこうかな。桜君の言う通り。」


「あぁ、そうした方がいい。





…あいつは私達の敵だ。 」


「僕らの、敵…?」