そんな桜に土方は

「煩いとはなんだ!?馬鹿にしてるのか!!!」

と、そうとうご立腹の様子(笑)


そんな土方に近藤は落ち着き払った態度で訊ねた。

「歳、落ち着きなさい。確か、乙宮…君と言ったね。証拠が無いとは言っていないと言った。では、証拠はある様だね。教えてくれるかい?」

桜も落ち着いた様子で返事を返した。

「そうだな…じゃあ、芹沢鴨暗殺。これは、新選組が幕府の密命を受けてお前達が殺したんだろ。もっと詳しく言うと、土方、山南、沖田、原田が実行したんだったか。」

そう言うと、土方達の顔が驚愕の色で彩られていき、その様子を見ていた桜は

「どうだ。信じたか?」


「僕は信じますよ。暗殺の事は幹部しか知らなかったのに彼は知っているんですからね~」

「私も信じよう。」

「俺は信じない。調べれば出てくるやも知れんからな。」

沖田と近藤がそう言うのに対して土方は頑として認めない、というように首を振った。