この運命を奇跡と呼ぶならば。


「そうだな。



…おぃ、平助。起きろ~見舞いに来てやったんだぞ~」


永倉が藤堂に声をかけると、唸(うな)りながら目を開けた。



「…ん~。新ぱっつぁん、佐之さんも。それに桜も…おはよう。わざわざ見舞い?ありがとな!」


「あぁ、いいんだ。それより、え、えっと…そ、の…」


「ん?どうしたんだ?」


何故か動揺している桜に藤堂が先を促すよう言うと半ば叫ぶ様に桜が言った。


「あ、あ、あ、あ、ありがとう…!




…助けてくれて、ありがと…。」