「まあなんでもいいんだけどね。私は沢山<魂>刈りたいだけだし」
うーん、と腕を伸ばすミュラ。
「さっ、早く終わらしちゃいましょ。ターゲットはあそこね」
「あのビルの三階。リストの一番上だ」
リストの一番上は、クリスタという名前の75歳のじいさん。心臓が弱く、あと数分の命。
「じゃ、行きますか」
ミュラは息を吸い込み、吐いて気持ちを落ち着かせている。
右手には死神が<魂>を刈るときに使う、<鎌>が握られていた。<鎌>の柄の色は、それぞれの所属部署を示している。
俺やミュラは<回収課>所属なので、柄の色は赤色。
<回収課>……赤色
<管理課>……黄色
<始末課>……緑色
<業務課>……青色
<上層部>……黒色
となっている。


