てか、マジ津田さん美人。
かわいい系じゃなくて美人。
はぁ、良かった。
もしもう少し遅く気持ちを伝えていたら誰かにこのポジションを奪われていたかもしれない。
はぁ…そう思うと今の状況が嘘みたいだ。

「ねぇ、津田さん?」
「ん?なに~?」

まだ涙声の津田さん。
なんだか俺さっきからずっと泣かせてるんですけど!

「ね、こっちむーいて?」
「だめぇ……」

俺の胸に顔を押し付けたまま離れない。
これはこれで可愛くてたまらない。
津田さんの仕草は俺のツボにぴったり当てはまる。

・・・と言ってもやられっぱなしは性分に合わないから、


「萌乃、こっち向いて?」


わざと名前呼びをしてみるのだ。


そうすればほら、


可愛いかわいい

俺のリンゴちゃんのできあがり♪





【【番外編】実は・・・!【side 岩崎 幸太】END】