「どこ行くんだよ?」 「駅だけど」 「なんで」 タチバナが目の前に立ちはだかる。 何だってお前にその理由を話さないといけないんだ。 ムカついて舌打ちすると、玄関の扉にもたれたタチバナ。後ろから足音がして、トーガが来る。 「クラギちゃん、俺等クラギちゃんを出さないようにってこの部屋に溜まってんの」 「はあ?」 「その般若顔怖いんだけど」 部屋を出さないようにって。 「…ミカミ…」 「ビンゴ」 「さっさと戻れ」 そう言われて黙って戻るわけが無かろう。