あたしの部屋以外はこの男二人とミカミの溜まり場のようなものらしく、よくここに来る。たまにタクトもいるけれど、あの男は一応鳶職をやっているとミカミから聞いた。 リビングのソファーに座る二人を見て、部屋に入る。煙草を咥えて部屋を出る。 テーブルの上にライターを置いた気がしたんだけど、無い。 「…ねえ、ライター無かった?」 携帯に向かっていたトーガが顔を上げる。 「クラギちゃんの? あの青っぽいやつ?」 「うん」 「見てねーけど、つかあれじゃね。ミカミが持ってったとか」 冗談じゃない。