「は? 何が言いたいの?」 気付けば周りの三人は黙っていた。 緊迫した空気。 「思ったことを言ったまでですよ」 「敬語止めてって言ってるんだけど」 「君は求めるのが怖いの?」 射抜かれた。 頬の筋肉がピクリと動く。 分かった。 あたしがミカミを苦手な理由。 「お前には一生分かんねーよ」 「じゃあ教えて欲しい。クラギ、」 「だから分かんねーっつってんだろ!」 ガタンとテーブルを蹴り上げる。 冷静なもう一人の自分が「癇癪を起こした猫みたいだ」と嘲笑う。