冬とはいえ、体育館の中で窓も開けずにシャトルを撃つのは暑い。 ジャージを脱いで他の試合をぼーっと見ていると、キッシーはジャージを着こんでいた。暑そう。 「クラギちゃんてもっと怖いのかと思ってた」 「は?」 「私、タクトさん側だったからあんまり仲良く出来ないなあって思ってて」 ああ、だから今日はこんなに話してくるのか。 無性に煙草が吸いたくなった。 壁につけた背中が冷たくて気持ちが良い。 良い音が響いて、目の前の試合でシャトルが行ったり来たり。 「……って、あんたこっち側なの?」