自然と手を取られた。 「クラギはどっちだったと思いますか?」 「どっちでも良い」 「そう言うと思った」 「じゃあ聞くな」 吐き捨てる。 後ろからタチバナの声。 「でも年下と張り合うなんて大人気ない」 「中学生を大人扱いすんな。あの頃の俺等はそれはもう真面目に、」 「僕が取っ替え引っ替えしていたのを聞いてトウガが勝手に対抗してきただけですよ」 何となく想像する。あたしが来る前、こういう感じで話をしていたのか。 ミカミに手を引かれながらそれを聞く。