好きのおもさ


野山友広くんとの思い出だ.


『友広くん!!

久し振りだね』


2人とも学校帰りであった.


『お姉ちゃん、今日も遊ぼうよ!!』


友広くんは期待をふくらませ、私を誘ってくる.


『ゴメンね、お姉ちゃん今日は家でやらなきゃいけないことがあるんだ.


だからまた今度ね』



でも私は断った.


『嫌だよ!!

今日遊ぼうよ!!』



『本当にゴメンね』


『いーやーだ!!!


遊びたい遊びたいよ!!』


次第に駄々をこねて泣きそうになる友広くん.


『今度ね、今度!!


次会って用事がなかったら、絶対に遊ぶから!』


『やーだやーだ!!』


どう言っても友広くんは私の言うことを聞こうとしてくれない.


そんな時・・・



『あれ〜ともくん.

お姉ちゃんにでも甘えてるの?』