「興味ないとか言ってるけど、ちゃんと答えてくれるんだな。
いつもさ生意気だと思うけど、やっぱり8歳は8歳.
可愛いもんだぜ」
「へー」
そんな人の弟なんてどうでもいいし.
いいや、他人の家族関係なんて知りたくもない.
「立山は?
姉弟とかいねぇのか?」
「いない.
一人っ子」
「それは残念.
おまえがそんな風になるのも、わかる気がするぜ」
私は彼の最後の言葉に、足を止めた.
私は突然止まったため、彼は数歩歩いたら気づいたみたいだった.
「どうした?」
「何も知らないくせに、口出しするな」
宇川くんを睨むように言った.
そして私はてくてくと歩き出した.
「どうしたんだよ? いきなり.
ぁ・・・」
私の様子を不審に思い、それから何かを発見した彼.
しかし私は気にしなかった.
「おい、待てよ」


