「はいはい」
私は仕方なしに返事をした.
もういちいち拒むのは面倒になった気がするから.
「いいんだ?!
やっぱり今日は珍しいな.
雨が強いからかな?」
なんて呑気に雨に浸ってるよ、この人.
和んでて・・・ あほくさ・・・.
私はこの人に帰るよう促さずに、先に歩き出した.
「おいおい、待てよ!」
「言っとくけど、最後まで歩かなくていいよ.
分かれ道になったらさっさと別れていいから!!
遠回りとかしなくていでいいし!」
「おいおい、どんだけ警戒してんだよ・・・
大丈夫、俺まだそこら辺はちゃんと配慮出来るから」
何となく言葉を濁している宇川れおと.
危険な臭いがするが、まぁ私がしっかりしていれば大丈夫であろう.
そしてとことこと歩き出す2人.
「俺さ8つも離れている弟がいるんだ~」
「ふ~ん.
興味ないよ。
今、弟さん8歳か」


