だが彼が私の手を掴み、その行為を阻止された。
どうして拒まれるかわからなかった。
「テレビつけてたら、お前の表情が鈍る。
何もない環境で話さないと、本心が読み取りにくい」
照れの一つも見せないで、私に言った。
何でそんな事言うの。
私はせっかく自分家に宇川くんを上げたから、思い切って聞くことにした。
「ねぇ」
「ん?」
「私のことどう思ってるの?」
口に運んでいたご飯を空にして、真顔で聞いた。
相手は少し焦った感じで食べていたおかずをゴクリと飲み込んだ。
その後何事もなかったかのように、箸を進めた。
「気になる?」
焦らすように私に聞く。
気になるからきいてることなのに。
自分で聞いた質問の答えを、私がどう答えるのかも知ってるくせに。


