もうそろそろ限界が来る。
不意に嫌なことを思い出したり、考えてしまって誰かにすがりたくなる時がある。
だけどそうできる人がいないんだ。
だからつい嘘を言ってしまう。
「そっか…」
虚しそうに言う彼の言葉の裏には…きっと私の心情を読み取れた気持ちが入ってる気がした。
それなのに敢えて何も言ってこなかった。
少しは私に対して遠慮するようになったんだ。
どうして? 私に少しでも近づきたいから?
それは考え過ぎかな。
でも最近思い出してしまう。
高校に入学してきて、言われてきたこと。
気にしないようにしようとしても、つい思い出してその気になってしまう。
『言いたいことがあったら言えよ』
『少しでもおまえと仲良くしたいって思ってんだよ』
『おまえさ、何に怖がってんだよ?』
『じゃあ俺、立山が話してくれるようにもっと仲良くする!』


