「じゃあみんな揃ったということで!!
乾杯しましょう!!」
クラスメートのある人が進行した。
おそらく全体の進行を任せられてるんだな。
司会者の号令に、みんながそれぞれジュースを入れたグラスを持ち上げる。
私のグラスは空のままひっくり返っている。
急いでそれを反対にし、オレンジジュースを注いだ。
慌てて作業をしているため、私が付いている席に囲んでる人たちは、笑いをこぼす。
少々恥ずかしい思いをして、私もみんなと同様グラスを持ち上げた。
司会者もグラスを持って、壇上に立っている。
「かんぱい!!」
声が響くとみんな、グラスをグラス同士で叩きあった。
私もある程度の人と叩き合うと、少しだけオレンジジュースを飲んで机に置いた。
「みんな加奈ちゃんが来るまで、料理に手をつけないで待ってたんだよ」
朝壬さんがこっそりと教えてくれる。
「なんかごめんなさい。
私のせいで出来ることができなくて」
朝壬さんの言ったことが、どうしても嫌味にしか聞こえなかった。


