好きのおもさ


体を起こすのが面倒くさい。



だけど行くって返事をしたんだから、行かないと質が悪い。



邪気の思いを背負いながらも、私は打ち上げが行われる会場へ足を運んだ。




「こちらになります」



「ありがとうございます



店につき、店員に場所を案内された。



もうここまで来たら逃げてはいけない。


正直、歩いている途中に何度も引き返そうと思った。




静かにドアを開ける。



賑わっていた空間が、静かになる。



やりにくい、雰囲気。


私が空いている席を探していると…



「よかった!!加奈ちゃん!!来てくれて!!


もうこんな時間だし、来てくれないかと思ってたよ!!」



さっきよりもテンションの高い新山さんが、私に迫ってきた。



そういえば時計を見てみると、18時43分。



随分の遅刻だ。



他の人はもうみんな、来てるみたいだ。