「いいんだよ、あれで」 「でも、負けたら千亜樹ちゃん?とられちゃうわけでしょ?」 心配そうな元輝。 「……俺が負けると思う?」 「だって玉木弥って、スポーツ特待生だよ?」 ふーん。 だからあんなに自信満々だったってわけ。 だけど……。 「元輝、俺をなめてるの?」 俺の言葉に、元輝がニヤリと笑った。 「ははっ楽しみだな、クラスマッチ」