「だけど、千亜樹ちゃんに傍にいてほしいと思ったのは本当」 「え……?」 晴真先輩の言葉に、あたしは目を開けた。 「好きな気持ちは、嘘じゃない」 あまりに真剣な表情で言われたから、あたしの頬が熱を持った。 「で、でも晴真先輩とあたしは会ったその日に……」 あたしは晴真先輩の腕に、身を預けたでしょ? 「晴真先輩だって、遊びだったんでしょ?」 だからそれから会うこともなかった。 そんな関係だったのに。