晴真先輩との関係も、壊したくない。 ……どうしよう。どうしたらいいんだろう。 「大原、さん?」 トイレに行く途中で、誰かに声をかけられた。 「……は、い?」 「あなた、大原千亜樹?」 見ると、無表情の金髪の女の人があたしを見ていた。 ……知らない人だ。 「そう、ですけど……」 「ねぇ、ちょっと来てくれない?」