「……第三者って言うけどさ、あんたの知り合いってことで第三者じゃないんじゃない?」
「あー、そうくるか。でも俺的には第三者って位置付けなんだよな」
一人頷く彼を見て、埒が明かないとばかりに溜め息を一つつく。
「いいよ。図書室でもどこでもさ。とにかくちゃんと話が出来るんならもういいよ」
疲れたように、溜め息交じりに言葉を紡ぐ裕晶。普段は滅多に話すことはなく、いつもは黙って過ごすだけの裕晶ににとっては随分喋った方だ。
喋るってのは結構疲れるね、という教師等が聞いたら怒り出しそうなことを考える裕晶は、それでも目の前に立つ男子生徒への探究心は尽きない。
「やっと話判ってくれたか。いやー下手すりゃお前に殴られっかもとか考えちゃったり?」
「場合によっては」
全てに関心をもたないと言うかのように無表情を貫くが、その言葉は本気である。


