男子高校生と男子高校生もどき

《食堂》


陽菜が話をしている頃、その不安が的中しているとは露知らず、彼女達は会話を続ける。


「それで、どうなったの?」


「その後のは、私は――ていうか生徒は何も聞かされなかったよ。まあ親が呼ばれて話し合いにはなったみたいだけど。

取り敢えずその担任は学校辞めて、別の学校に行ったか教師辞めさせられたかは判らないけど。それで、虐めの首謀者の一人が転校して、緊急のクラス替えやって、で終わりかな」


「え?マジで?立岡の方が転校するんじゃなかったの?」


「いや、何か一応、元が立岡君が虐めを受けてたからっていうのがあったみたいだし、それにその転校した人が立岡君を怖がって、自分から転校したいって言ったみたい。立岡君に会わないようにって。立岡君も、まあやり過ぎだって怒られたみたいだけど。

立岡君の家って、ジムを経営してたみたいで、それで身体鍛えてたみたいなんだけど。でも、あの時はあんなことするタイプには見えなくて、一気に感情が爆発した、みたいな」


そこで彼女は言葉を切った。