男子高校生と男子高校生もどき

《6月15日 瑚堂学園 食堂》


「――そんなに17歳とは思えない人だったのか?」


「はい。身長はともかく、雰囲気とかが……。確かに制服は着てましたけど、せめて20代前半で、童顔だと言われた方が、まだ納得は出来る感じでした」


昼休みの食堂で、昼食を食べながら会話をする裕晶と明。先週の出来事の顛末を裕晶が語り終えたところである。


事件が解決したのは金曜日の放課後。事件を事件として把握しているのはゴトウの友人のみであり、休日明けの今日、その説明を裕晶とゴトウは行っている。


とはいえ、裕晶の知るゴトウの友人は明しかおらず、彼にしか話をしていないのだが。


四時間目の授業が終わった直後、ゴトウから『明に説明を頼む。食堂で待ってるってよ』と告げられ出向いた裕晶。いきなり呼び出して悪かったとポテカラ(フライドポテトと唐揚げ三個入りの食堂メニュー)を奢ってもらった。


そして裕晶は、食べながら話すという不馴れなことを始めた。