男子高校生と男子高校生もどき


妖怪退治屋に封印師。読んで字の如く、つまりはそういうことなのだろう。裕晶としては、少年――久方が語る内容を信じるしかない。荒唐無稽な話だとしても、座敷童子(ゴトウ)が存在する以上は受け入れるだけだ。


「つまり、あの白いのは妖怪だってことか。一体どんな奴だ?」


「ちょっと待って、白いのって何さ」


ゴトウの口から飛び出した言葉に戸惑いの声を上げる。階段の踊り場での出来事の半分は、裕晶には見えない存在があったことから状況を把握するどころではなかった。自分が知らないことを言われた裕晶に、不安が生じる。


「ご安心下さい。最初から説明致します」


そう言われてしまえば黙るしかない。三人の中で状況が最も掴めていないのは裕晶だ。そして裕晶がこの場にいるということは、知る権利があるということ。説明を待とう。


「では、お話します」